古い町並みの関宿で有名な亀山市関町の現場です。
しろあり被害の有無を確かめるため、床下点検でまずチェックしないといけないのは、
1,蟻道の有無を確認する
蟻道というのはシロアリが光、風、外敵を嫌うため土のトンネルをつくります。
水分と土を混ぜてトンネルを作っていきます。新しい作りたての蟻道や生息している蟻道は湿り気があります。乾いた蟻道は枯れ蟻道と良い、古い食害の場合が多く、しろありの現物は生息していない場合が多いです。
束柱の四方を確認してください(北側にある場合が多い)
基礎の角を確認してください(蟻道が構築しやすいのか、ここにつくる場合が多い)
タイルまわり、水回り(浴室、トイレ、玄関)の土台を確認してください
木材に土の道が付いていたら蟻道かもと疑ってください。
2、ハンマー(トンカチ)で木材をたたいていく
しろありが食害していると、空洞音が聞こえ、ひどい場合はズボッとハンマーが入り込みます。柔らかい部分(セルロース)だけを食べるので、年輪の部分を残してスカスカ状態になっています。
3、床下に落ちている木くずなどに生息していないかチェックする
木くずは直接土と接触している場合が多く、木が水分を含むとセルロースという成分がしみ出し、目の見えない白蟻がよってくると言われます。
4、外の生け垣の支える木の杭に蟻道、食害がないかチェックする
木くずと同様に、土にしろありの好きな臭いをプンプンさせているので、
寄ってきやすくなります。(ウッドデッキや、木材の切れ端など置いている方も多い)おびき寄せているようなものですのでご注意ください。
5、風呂の入口の柱をたたいてみる
6、玄関の柱をたたいてみる
7、W・Cの柱をたたいてみる
5、6、7はタイルが近くにあり、タイルの下は湿気が多く、白蟻が生息しやすい環境で巣や蟻道が多いところなので必ず点検しないといけないです。
以上が簡単な点検方法です。
床下の点検は、暗いので、懐中電灯、汚れますので、つなぎ等が必要です。移動手段は、ほふく前進となり、体力、柔軟性に自信のある方は、一度家屋の床下点検をお奨めします。
できない方は、床下無料点検をご利用ください。
点検時は床下の状態をカメラで撮影し、点検終了後お客様に確認していただけます。
点検・お見積りを確認していただき、ご納得していただいて施工になります。
今回、被害があったお客様の家もシロアリ食害が活発でした。
食欲旺盛なシロアリたちは、移動して食べつくしていきますので、
さらなる被害を食い止めるため、木部注入処理、吹付処理、土壌処理をさせていただきました。
シロアリ保険は5年保証です。
お気軽にご相談ください。
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