家でシロアリを見つけたら、業者に駆除をお願いする方が多いでしょう。しかし初めて依頼する場合は、シロアリ駆除の相場が分からないですよね。相場が分からないと見積りで出された金額が適正なのか分からず、普通より高い金額を支払うことになりかねません。
この記事では、シロアリ駆除費用の相場について説明しています。相場が分からなくて困っている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
家でシロアリを見つけたら、業者に駆除をお願いする方が多いでしょう。しかし初めて依頼する場合は、シロアリ駆除の相場が分からないですよね。相場が分からないと見積りで出された金額が適正なのか分からず、普通より高い金額を支払うことになりかねません。
この記事では、シロアリ駆除費用の相場について説明しています。相場が分からなくて困っている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
シロアリ駆除の業者にはいくつかの種類があり、それぞれ行っているサービスや費用が異なります。ここでは、シロアリ駆除業者の種類と特徴についてお伝えします。
メインで他の事業をやりながら、シロアリ駆除を行っている大手企業です。こういった企業は駆除業務をメインとしていないため、下請けの業者が作業する場合がほとんどです。大手企業は営業所を多数もっていたり、広告費に費用をかけていたりします。大手企業なので依頼する時に安心感はありますが、費用が他の業者に比べて高くなる傾向にあります。
家を建ててもらったハウスメーカーに駆除をお願いできます。建築時にお世話になったので、安心して頼みやすいのがメリットです。ただしハウスメーカーは害虫駆除の業務よりも規模が大きい修繕を主に請け負っているため、割高な傾向があります。もしシロアリ駆除だけではなく、床や天井の大規模なリフォームを考えているなら、同時にハウスメーカーに依頼するとよいでしょう。
地域密着型の中規模の駆除業者です。駆除業務を専門に行っているため、地域に出る害虫をよく知っていることから、品質が高い傾向にあります。地域に店舗を構えていることが多いため、駆除後も連絡が取りやすいのもメリットです。もし再びシロアリが発生した場合、アフターフォローを受けやすいでしょう。費用に関しては、施工内容によって個々に設定していることが多く、費用にバラツキが生じやすいです。
個人経営の業者は、インターネットの仲介サイトに登録していることが多いです。Web上で予約を取り、やりとりを進めていきます。元々、大手での経験がある方が引退・独立をして立ちあげていることが多く、個人が駆除業務から請求についてなどのやり取りを請け負っています。個人で行っているため費用は安いですが、アフターフォローなどが他より簡素なことがあります。また個人経営のため廃業になる場合も多く、アフターフォローが受けられないといったケースもあります。
シロアリの駆除費用は、業者によって価格が違います。ここでは前述した業者のおおよその相場についてお伝えします。見積りを取った時に比較できるので、おおよその相場をおさえておきましょう。
業者の種類 | 1坪あたりの単価 |
---|---|
農協などの大手企業 | 10,000円~ |
ハウスメーカー | 10,000円~ |
中規模の業者 | 5,000円~9,000円 |
個人経営の業者 | 2,500円~ |
シロアリ駆除の工法は「バリア工法」と「ベイト工法」の2種類があります。
「バリア工法」は、床下などシロアリがいる場所に殺虫剤を撒いて駆除する方法です。即効性がありますが、薬を散布するのでアレルギーなどの健康被害の恐れがあります。「ベイト工法」は、毒エサを設置する方法です。定期的にエサを入れ替える必要がありますが、臭いや健康被害が少ないのがメリットです。
この2種類を比較すると「ベイト工法」の費用が、坪単価2,000円ほど高い傾向にあります。見積りを取る場合は、どちらの工法かを確認しておくとよいでしょう。
被害が広がっていると、追加料金がかかる場合があります。例えば床下の柱の被害が広がっていた場合、地震が起こると倒壊の恐れがあります。そういった場合は駆除だけでなく、耐震工事が必要となるため費用が高額になります。さらに遠方の業者に頼んだ場合は、出張費用などが追加されるケースもあります。
シロアリ駆除を依頼するなら、できるだけ安い業者に頼みたいですよね。しかし費用だけで決めると、駆除がきちんと行われないケースがあります。一体どういった業者に依頼するとよいのでしょうか。ここでは、業者を選ぶ時の注意点をご紹介します。
まずはホームページに過去の実績が載っているかを確認しましょう。具体的な場所や施工内容が掲載されていれば、その業者が本当に行った業務であることが分かります。特に被害状況や駆除している最中の写真があれば安心です。逆に曖昧な施工実績しか載せておらず、写真がフリー素材の場合は、本当に実績があるのか怪しいので注意しましょう。
駆除の作業以外にさまざまなサービスを過度に勧めてくる場合は、注意が必要です。不要なサービスはきちんと断りましょう。また駆除作業の費用は安いはずなのに、勝手にオプションを付けて高額請求する悪徳業者も存在します。勝手に基礎の補強工事を行ったり、床下に不要な換気扇をつけてしまったりするケースです。そういった悪徳業者に騙されないように、施工内容をきちんと確認してから作業を始めてもらいましょう。
シロアリ駆除の薬剤は、約5年の効果があるとされています。そのため5年保証がついていると安心です。この保証は5年以内であれば、再発した場合に無償で駆除してくれる制度です。
駆除費用が安くても保証がついていなければ、再発の場合にまた駆除費用を払わなければいけません。料金が少し高くなったとしても、アフターフォローがついている業者に依頼しましょう。
「しろあり防除施工士」というシロアリ防除を施工する技術者の認定資格があります。資格をもっている方は、シロアリ防除について専門的な知識をもっているという証明になります。この資格がなくてもシロアリ駆除は行えますが、持っているときちんと駆除くれるという安心感につながります。
シロアリ駆除をきちんとした業者に依頼するには、見積りをとることが大切です。見積りは必ず明細も同時に提出してもらい、どのような施工にどれくらいの費用がかかるのかといった内訳を明確にしてもらいましょう。「きちんと作業してもらえなかった」「予定外の追加料金を請求された」といったトラブルを防げます。不明点があれば作業前の見積りを提出してもらった段階で、質問しておきましょう。
さらに複数の業者から見積りを取ることも重要です。複数を比較すると「同じ内容なのにどうしてこんなに料金が違うの?」と驚く場合もあります。料金が安すぎる・高すぎるといった不安があれば、事前に質問して納得することで、満足できるサービスを受けられるでしょう。
シロアリを見つけた時は、早く駆除したいと焦りがちです。しかし焦って見積りや内容を確認せずに依頼してしまうと、思わぬ金額を請求されるといったトラブルに繋がります。トラブルに巻き込まれないためにも、相場をきちんと確認して、業者に見積りをもらいましょう。安い業者に頼みがちですが、アフターフォローや内訳などを確認して、満足のいくサービスを受けるようにしてくださいね。