褐色腐朽菌と白蟻被害の同時進行(伊賀市槙山)

褐色腐朽菌の被害(湿気が多い場合症状が出る)

しろありの点検でお伺いしたのですが、褐色腐朽菌の被害もありました。

しろありの被害(大引が下がり、根太が浮いたり、折れている)

褐色腐朽菌は木材を腐朽させる恐ろしい菌です

聞き慣れないかと思いますが、簡単に言うと

木材の成分に悪事を働く最強と言ってもいい菌のことです。

専門的には、褐色腐朽菌とは木材の難分解性のセルロースやヘミセルロースを分解して

強度を落としてしまう菌です。

自然界では木が寿命で倒れたりしたとき、腐朽菌により

木が分解され土になって、新たな生命の役に立っている、良い菌なのです。

しろありも同じく自然界では良い役割をおこなう、貴重な昆虫で、

害虫と言われ続けていますが、良い虫なのです。

しろありを貴重なタンパク源として食べる国の方もおられますし、

将来、人口増加、気候変動、紛争などで人類が食糧難に陥ると

虫を食べる(食虫)人や養殖する人が増える時代がくるかもしれません。

気持ち悪いのでそんな時代が来て欲しくもないですが、

また、白蟻はアリクイなどのえさとなり、食物連鎖の一員でもあります。

しかし、シロアリも腐朽菌も家の中にきてもらっては困るので、

シロアリや腐朽のない環境にしていく予防対策が必要ですね。

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