木造建築物の大敵しろありと腐朽菌(奈良県大淀町)

木造の建物が劣化する原因はシロアリや腐朽菌です。

どちらも酸素、水分、温度、栄養物の条件が必要です。

特に水分は大敵で、屋根、壁からの雨水や床下の配管の水漏れ、湿気、結露が考えられます。

腐朽しやすくなるし、シロアリも寄ってきやすくなります。

昔の家は、良く乾燥された日本の良質の木材(ヒノキ、すぎ)を使っていました。

ヒノキやヒバなどはシロアリの食害に強く、栗の木なども建築木材として、とても堅くてシロアリも顎が曲がるのではないでしょうか。

しかし最近の家は、安価な輸入木材がほとんどでベイツガ、スプルース、ラワン、ラミン、ベイマツなど使われています。

これらは、シロアリにも弱く、耐久性もかなり日本の木材より劣ります。

また、良く乾燥できていないせいか、反ってきたり、ゆがみが出てきたりします。

しかし、しろありは目が見えないので、木材の目利きは出来ないので床下で発生している家も多いです。

土に巣をつくり、蟻道を作って土台に侵入してくるので、早期発見できれば被害も小さくてすみます。

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