去年ネズミの駆除をさせていただいたお客様のアフター点検でお伺いしました。
ホームセンターで売っているネズミ撃退用の超音波やバルサンなどの駆除剤は一時的な効果しかありません。
侵入封鎖の為、換気口の内側にステンレスネットをさせていただいたのですが、外側からなんとか家の中に入ろうと樹脂でできた換気口の下部が齧(かじ)られているのを3箇所発見!
1.樹脂の換気口は開けられる
2.ネズミはかなり執着心がある
ネズミと聞いて想像されるのは、良いイメージなのは
ミッキーマウスやトムとジェリーのジェリーといったかわいいキャラクターたち、同様にアライグマの良いイメージのキャラクターはラスカル等があります。アニメの影響力はホントに凄いですね。ただ、はっきりしているのは、ねずみ駆除の際に、チーズを使っても食いつきは悪いと言うことです。ジェリーが穴の開いたチーズを食べているイメージが強く、最初の頃の駆除現場では、ねずみ捕獲用シートに呼び寄せる餌にチーズも使っていました、
しかし、他の捕獲シート(罠)の餌よりも捕獲率、喫食率も悪いです。
それと、カビが生えたり、虫がよってきたり、長期にわたる仕掛けの餌には向いません。お奨めはドライタイプのドッグフードなどは、呼び寄せ餌には持ってこいです。天敵であるトムのような猫(ネコちゃん)や犬(わんちゃん)や小動物(ハムスター、小鳥など)等のペットを飼われているお家からの相談が多いです。猫も良いキャットフードで良い環境で狩りをしなくなったのでしょうか?草食系になったのでしょうか?
ネズミ駆除の点検の際、餌が荒らされていたり、餌の袋にフンが入っていたりしているので、寄せ付ける原因になっているかもしれません。
ペットのエサ等はしっかりとした容器にしまって管理をしてください。
それと家中に出ている場合は、お仏壇や神棚のお供え物は、なるべく早くさげるか、食べられないよう工夫してください。もちろん残り物をテーブルや台所に置いたままもNGです。お菓子の袋や食べ物の箱もかじりますので、食べられないよう管理してください。運送業者さんの倉庫でも米の入った段ボール箱をかじり袋もかじり、米の食害があり、お客様に謝罪されたそうです。損害分は保険でいけたそうなのです。
他の商品には被害はなく、3箱ほど米が入った段ボールを選び、かじってるので、相当嗅覚が発達しているようです。
ネズミ駆除の対策は色々ありますが、重視しているランキングは、食べ物になるエサを置かないが5位、超音波で鼠撃退するが4位、バルサンやねずみ撃退などの燻煙剤をして追出すが3位、捕獲シートやねずみ捕獲器で捕まるが2位、侵入経路の封鎖が1位です。
ただ、超音波ねずみ撃退機やコンセントに差して電磁波を発生させて撃退させるものを取り付けているお家からの相談がとてもとても多いです。
もちろん、業者を使わずホームセンターやネットで売っているねずみ対策グッズで自力で解決できることが一番費用もかからず、良いかと思います。
根本から解決するには、ねずみの行動(何ミリの穴で侵入してくるか?侵入経路、コースはどこか?)習性(執念深い性質)なぜ寄ってくるのか?原因はどこにあるのか?どの時期が、どんな環境が好きなのかを理解した上で、診断点検をして、必要な対策をアドバイスさせてもらってます。
建築物ねずみ昆虫等防除業に登録し、三重県内の病院や学校、公民館等の施設もねずみや昆虫類(ゴキブリ、コバエ等)の防除作業を監督、管理させてもらってます。
資格取得の際は、ねずみの怖いところ(感染症)を勉強します。
窮鼠猫をかむではないですけど、かまれると鼠咬症になったり、ねずみのフンや尿で感染する病気
(ペスト、レプトスピラ症、サルモネラ症、クリプトストリジウム症、腎症候性出血熱等)があったりと怖い病気が多いです。
濃厚接触する確率が多いため、駆除業も命がけだなと思います。
ネズミ駆除前後の殺菌消毒の必要性も大切ですし、ねずみに寄生しているツメダニの拡散防止のために、駆除後の殺虫も大切になります。
冒頭のねずみのかわいいイメージは、無くなったと思います。
危険なねずみ駆除は、ねずみバスターズにおまかせ下さい。
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